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最近、電波が見えるようになった!!(気がします…)

 こんにちは!
 先日、「RFID専門技術者」の資格を取得しました岩本です。RFIDの専門家になったわけですが、RFIDの勉強をすると段々と電波が見えるようになりました!
 RFIDは、人やモノに取り付けたタグを電波を利用して自動認識する技術のことですが、私たちの周りには多くのRFIDが隠れています。
 勉強を進めていると、RFIDの機器が気になって電波が見えるようになった(気がする)というお話しです。

 最も身近なのは駅の改札やバスの運賃で利用する交通系ICですね。
 交通系ICはHF帯と呼ばれる13.56MHzの周波数帯域を利用したRFIDで、通信範囲は最大でも30cm程度の近距離で使われるものです。
 皆さんも駅の改札で認証エラーになり、恥ずかしい思いをしたことがあるのではないでしょうか?実は、エラーを発生させないようにするコツがあるんです。この帯域は、金属の影響を受けやすかったり、複数のタグが干渉して認識されないことがあったりします。
 つまり、財布が小銭でパンパンになっているあなた!それと、交通系ICをたくさん持っているあなた!この人たちは駅の改札で「ぴんぽーーーん」となる可能性が高いわけです。
 改札で引っかかった人の財布を横目で見ながらニヤついている変な人がいたら、それは私です。極力エラーを発生させないようにするには、私のように交通系ICを取り出してカード単体で認証させるのです。ちなみに、スマホ決済で利用するNFCも交通系ICと同じ13.56MHzのRFIDです。

 最近ではユニクロでもRFIDを利用したセルフレジが導入されていますが、あれはおそらくUHF帯と呼ばれる920MHzの周波数帯域を利用したRFIDです。
 UHF帯のRFIDはタグの価格が安く、数m~十数m先の読み取りが可能で複数のタグをスピーディーに読み取れます。弱点(水、金属、ゴムが近くにあると読み取りが困難)もありますが、ユニクロのセルフレジへは影響しないものですね。

 と、今回はRFIDに関して電波が見える(気がする)!というお話しをしましたが、そもそも、電波って何かご存じですか?気が向いたら次回は、電波って何?をお話ししようと思います。
 ここまで読んでいただきありがとうございました!

2023.06.13

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