USBに潜むセキュリティリスクについて

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USBからのウイルス侵入、実は3番目に多い!
セキュリティ対策チームの重岡です。
今回は、USBに潜むセキュリティリスクについてお話しします。
怪しいサイトには接続しない!
怪しいメールは開かない!
このようなウィルス対策は、皆さん実践されたり、
企業の担当者の方は、社員の方へ周知されているかと思います。
しかし、ウィルスの侵入経路は、インターネット、メールだけではありません。
USB等の外部記憶媒体からのウィルス侵入は、
インターネット、メールに次いで3番目に多いという報告があります。
(2014年度IPA情報セキュリティ事象被害状況調査)
感染や情報流出を防ぐためには、USBメモリの使用を禁止、またはパソコンのUSB差込口を塞ぐといった対応をとる企業もあります。
そして、盲点と思われるものが、スマートフォンの電源を充電するためのパソコンへの接続です。
パソコンで充電ができるため便利なのですが、特に注意が必要です。
スマートフォンの場合、ウィルスが仕込まれている悪質なアプリがあります。
このアプリをインストールしたスマートフォンをパソコンに接続することで感染してしまいます。
スマホ充電も要注意!MTPモードと充電方法を見直そう
対処方法は、
パソコンとの接続を「充電のみ」とする。
外部接続設定の「MTPモード」をオフにする。
といった方法がありますが、
やはり、めんどうでもコンセントから充電するか、持ち歩けるバッテリーで充電することがおすすめです。
パソコンへの接続はなるべく避けた方がよいでしょう。
※MTP(メディア転送プロトコル)は、写真や画像などのメディアファイルをスマートフォンとパソコン間で転送できるモードです。
PCに対して、スマートフォンの「MTPモード」接続を制御する機能を有した資産管理ソフトも存在しています。
USBメモリ対策として、スマートフォンも視野にいれた検討が必要です。
更新日:2021.08.19