異常温度検知システム
OPTHERMO(オーピサーモ)
| 業種 | 工場、製造業、建設業、物流業 |
| 目的 | 異常温度検知 |
| 手法 | 光ファイバーセンサでの異常温度検知 |
| 特徴 | ネットワークカメラ連携による異常温度領域の把握 自動火災報知設備への連携による迅速な通報 ※本製品は、異常な温度変化を検出するものであり、消防法の検定対象製品ではありません。 |
高精度・広範囲の温度監視が可能
光ファイバー温度センサによる異常温度検知ソリューション
製造現場やインフラ設備において、電力ケーブルや制御盤の異常発熱は、火災や設備停止といった重大なリスクを引き起こす可能性があります。特に、密閉空間や高温環境下では、従来の煙感知器や熱感知器では早期検知が難しく、発熱の初期兆候を見逃すリスクが高まります。
光ファイバー温度センサを活用した異常温度検知システムは、こうした課題に対し、リアルタイムかつ高精度な温度監視を実現。火災の兆候をいち早く捉え、迅速な対応を可能にします。
ソリューションの特長
1. 密閉空間の温度監視に最適
・制御盤筐体内や導線経路に光ファイバーを巻き付けて設置し、空間全体の温度を常時監視
・1m単位で温度変化を検知し、異常発熱の兆候を早期に把握
2. 広範囲・長距離の温度分布を一括監視
・最大35kmまでの温度分布を光ファイバーで監視可能
・多点監視の場合、1つの制御系で複数本のファイバーラインの温度分布状態を切り分けながら監視が可能
3. 監視カメラ・火災報知設備との連携
・異常温度検知と同時に監視カメラで現場映像を取得し、状況把握を迅速化
・自動火災報知設備と連携することで、即時通報と避難誘導が可能
4. 耐環境性・長寿命
・強電磁界や防爆エリアでも使用可能
・光ファイバーは30年以上の長寿命を誇り、メンテナンス負荷を軽減
想定導入先・適用事例
電力・インフラ設備
・電力ケーブル/洞道/管路の温度監視
工場・プラント
・制御盤・ケーブルラックの異常温度監視
・コンベア・バスダクトの火災予防
データセンター
・サーバールーム/ラックの温度・空調管理
・過剰冷却防止とエネルギー効率化
倉庫・特殊環境
・医薬品・食品倉庫の温度管理
地質・環境モニタリング
・油井・地熱井の地層温度調査
ご注意
※本製品は、異常な温度変化を検出するための監視システムであり、消防法に基づく検定対象製品ではありません。法定の火災報知設備の代替としては使用できませんが、補助的な火災リスク監視ツールとして高い効果を発揮します。
導入メリット
・火災の未然防止による設備損失の回避
・保守点検の効率化(温度ログを活用した重点点検)
・BCP対策の強化と顧客・取引先からの信頼性向上
・多様な現場への柔軟な適用性
運用イメージ
